住宅トラブルの中でも見落とされやすいのが、水漏れとシロアリ被害の関係です。
水漏れは単なる設備不良にとどまらず、建物内部に湿気を溜め込み、シロアリが発生しやすい環境をつくる要因になります。
被害が進行すると床や柱の強度が低下し、大規模な修繕が必要になるケースも少なくありません。
目に見えにくい場所で起こるからこそ、正しい知識を持ち、早めに対処することが重要です。
この記事では、水漏れがシロアリ被害につながる理由、シロアリ被害の場所、見分けるポイント、シロアリを寄せ付けないためにはどのようにするべきかまで解説します。
水漏れがシロアリ被害につながる理由
シロアリは乾燥した環境を嫌い、湿気の多い場所を好む性質があります。
水漏れが発生すると、床下や壁内部に水分が溜まり、木材が常に湿った状態になります。
この状態が続くことで木材は柔らかくなり、シロアリにとって侵入しやすい環境が整ってしまいます。
特に給水管や排水管からのわずかな漏れは発見されにくく、気づかないうちに長期間湿気を供給し続ける原因になります。
結果として、建物内部でシロアリが繁殖し、被害が広がっていくのです。
さらに、水分を含んだ木材は腐食も進みやすく、シロアリの被害と同時に建物の耐久性低下を招く恐れがあります。
初期段階では外から異変が分かりにくいため、被害が深刻化しやすい点にも注意が必要です。
水漏れが原因で起こりやすいシロアリ被害の場所
次に、水漏れが原因で起こりやすいシロアリ被害の場所についてご紹介します。
水漏れが原因で起こりやすいシロアリ被害の場所
・キッチンや洗面所などの水回り
・床下の木材や土台部分
・浴室周辺の壁や床
キッチンや洗面所などの水回り
キッチンや洗面所は日常的に水を使用するため、水漏れが発生しやすい場所です。
シンク下や配管周辺での水漏れは、収納内部や床材に湿気を与え、木材の劣化を早めます。
表面からは異常が分かりにくく、気づいた時にはシロアリ被害が進行しているケースも少なくありません。
特に収納内は確認の頻度が低く、被害が見逃されやすい点に注意が必要です。
定期的に扉を開け、湿気やにおいの変化を確認することが重要です。
床下の木材や土台部分
床下は通気が不十分になりやすく、湿気がこもりやすい環境です。
水漏れがあると床下全体の湿度が上昇し、土台や大引きなど重要な構造材がシロアリの被害を受けやすくなります。
床下は普段目にすることがないため、被害の発見が遅れがちです。
知らないうちに建物の耐久性が損なわれている場合もあり、補修が大掛かりになることもあります。
定期的な床下点検が、被害拡大の防止につながります。
浴室周辺の壁や床
浴室周辺は常に湿気が発生しやすく、水漏れの影響を受けやすい場所です。
防水層の劣化や配管トラブルによって水が壁内部に浸入すると、木材が長期間湿った状態になります。
この状態が続くことでシロアリが集まりやすくなり、壁や床内部から被害が進行します。
表面に異常が現れた時点では、すでに内部で深刻な被害が起きていることも少なくありません。
早めの補修と湿気対策が重要なポイントです。
水漏れでシロアリ被害を見分けるポイント
続いては、水漏れでシロアリ被害を見分けるポイントについてご紹介します。
水漏れでシロアリ被害を見分けるポイント
1.床がぶよぶよしている
2.木部に変色や腐食が見られる
3.カビ臭さや湿ったにおいがする
4.羽アリや蟻道を見かける
①床がぶよぶよしている
歩いたときに床が沈むような感触がある場合、内部で木材が劣化している可能性があります。
水漏れが続くことで床下に湿気が溜まり、シロアリ被害と同時に進行しているケースも少なくありません。
木材が内部から食害を受けると、見た目以上に強度が低下していることがあります。
放置すると床が抜けるなど安全面にも影響が出るため、早めの確認と対処が必要です。
②木部に変色や腐食が見られる
柱や巾木、収納内部などの木部に変色や腐食が見られる場合、水分を含んでいるサインと考えられます。
水漏れによって湿った状態が続くと、木材が弱くなり、シロアリにとって格好の環境になります。
表面の変色だけでなく、内部で食害が進行していることもあり、気づいた時には被害が広がっている場合もあります。
小さな変化でも見逃さず、早めに点検することが重要です。
③カビ臭さや湿ったにおいがする
室内でカビ臭さや湿ったにおいを感じる場合、どこかで水漏れが発生している可能性があります。
特に床下や壁内部など、目に見えない場所で水分が滞留していると、においとして表に出てくることがあります。
このような湿った環境はシロアリにとって好条件となり、気づかないうちに被害が進行しやすくなります。
においの変化を感じた段階で、早めに原因を確認することが重要です。
④羽アリや蟻道を見かける
羽アリが室内で発生したり、壁や基礎部分に蟻道が見られる場合は、シロアリ被害が進行している可能性があります。
蟻道はシロアリが移動するためにつくる通路で、内部に湿気がある証拠でもあります。
水漏れによる湿気が原因で繁殖しているケースも多く、発見時にはすでに被害が広がっていることも少なくありません。
放置すると建物の構造部分に深刻な影響を及ぼすため、早急な対応が必要です。
シロアリを寄せ付けないためには
最後に、シロアリを寄せ付けないための行動についてご紹介します。
シロアリを寄せ付けないためには
・湿気を溜めない
・少量の水漏れでも放置しない
湿気を溜めない
シロアリ対策として特に重要なのは、建物内に湿気を溜めない環境づくりです。
日頃から換気を意識し、床下や水回りの通気性を確保することで、シロアリが好む湿った状態を防ぐことができます。
換気扇の使用や通風口の確認を行うだけでも、湿気の滞留を抑えやすくなります。
湿気対策はシロアリ予防だけでなく、建物全体の劣化を防ぎ、住まいの寿命を延ばすことにもつながります。
少量の水漏れでも放置しない
わずかな水漏れであっても、長期間続くことで床下や壁内部に湿気が溜まりやすくなります。
その結果、シロアリが発生しやすい環境が整ってしまうことがあります。
早い段階で修理を行えば、被害の拡大を防ぎ、修繕費用も抑えやすくなります。
異変に気づいた時点で対処する意識を持つことが、シロアリ被害を防ぐうえで非常に重要です。
水漏れでシロアリ被害にお困りなら宮崎水道サービスへ
ここまで、水漏れとシロアリ被害の関係についてご紹介してきました。
要点を以下にまとめます。
- 水漏れはシロアリが好む湿気を生み出す原因になる
- 水回りや床下は被害が進行しやすい場所
- 早期発見と迅速な対応が被害拡大を防ぐ鍵
とはいえ、原因の特定や対処が難しい場合も少なくありません。
宮崎水道サービスでは、水漏れの修理から被害拡大を防ぐための対応まで行っています。
水回りの異変に気づいた方は、ぜひお気軽にご相談ください。

