
「トイレの詰まりは重曹で直せる?…」
「重曹が効果的な時はどんな時?」
水回りのトラブルに遭遇した方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
トイレが詰まると、日常生活に大きな支障が出てしまいます。
特に急に水が流れなくなると焦りがちですが、実は重曹を使うことで簡単にトラブルを解消できる場合があります。
とはいえ、どんな詰まりでも必ず改善するわけではないため、正しい手順を踏むことや、原因を見極めることが重要です。
そこで今回は、重曹を使ったトイレ詰まりの直し方や注意点を詳しく解説します。
本記事のポイント
・重曹を使ったトイレ詰まりの直し方がわかる
・その際の注意点がわかる
また、宮崎水道サービスでは、トイレなどの水まわりのトラブルから、水道の複雑な工事まで、幅広いサポートを行っています。
宮崎県内で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
トイレの詰まりは重曹で解決できる?
重曹はキッチンや浴室など、さまざまな場所の掃除に使われる万能アイテムとして知られています。
その大きな理由は、重曹に含まれる弱アルカリ性の成分が、油汚れやタンパク質系の汚れを分解しやすいという特徴を持っているからです。
トイレ詰まりの場合でも、主な原因がトイレットペーパーや排泄物、あるいは軽度の汚れのかたまりであれば、重曹で柔らかくして流れやすくする効果を期待できる可能性があります。
ただし、異物を誤って落とし込んだ場合や、何年も蓄積した固い汚れが詰まりの原因となっている場合には、重曹だけでは十分に対処できないこともある点を押さえておきましょう。
また、重曹を使う際には、いきなりお湯を勢いよく注ぎ込むと便器や配管を傷める恐れがあるため、温度や注ぎ方に配慮する必要があります。
適切な温度のお湯と組み合わせれば、重曹の成分がより効果的に働き、詰まりの原因をスムーズに分解してくれるでしょう。
もし作業を行っても改善しない場合は、さらなるステップや専門業者の力を借りることも検討すべきです。
トイレの詰まりを重曹で直す手順
トイレの詰まりを重曹で解消するには、正しい手順と適切な道具が欠かせません。
次に、トイレの詰まりを重曹で直す手順についてご紹介します。
トイレの詰まりを重曹で直す手順
1, 便器内の水位を調整する
2, 重曹を投入する
3, 適切な温度のお湯を注ぐ
4, しばらく浸け置きして様子をみる
①便器内の水位を調整する
まずはトイレ内の水位が高すぎないように調整します。
詰まりによって水が溜まりすぎている場合には、汚水があふれ出す恐れがあるので、紙コップやバケツなどを使って少しずつ便器の水をすくい取り、水位を下げると安心です。
このとき、勢いよく水を流そうとすると逆流し、床や周辺が汚れてしまう可能性があるため注意しましょう。
作業しやすい高さに落ち着いたら、次のステップへ進みます。
②重曹を投入する
水位が落ち着いたら、便器の排水口付近を中心に重曹を適量ふりかけます。
分量は詰まりの程度や便器の大きさによっても変わりますが、軽度の詰まりならカップ1杯程度を目安にするとよいでしょう。
投入するときに便器内の壁面に重曹がくっつかないように注意しながら、できるだけ排水口に近づけて撒くことで、より効率的に詰まりの原因へアプローチできます。
③適切な温度のお湯を注ぐ
重曹を入れたら、次はぬるま湯または少し熱めのお湯を注ぎます。
注意したいのは、沸騰直後のお湯は便器を傷めるリスクが高いため、60度から80度程度に冷ましてから注ぐのがベストです。
一気に大量のお湯を流し込むと、勢いで汚れが逆流したり配管を傷めたりする恐れがあるため、ゆっくりと少しずつ注ぎましょう。
重曹とお湯が反応して泡立つことで、汚れが柔らかくなる効果を促します。
④しばらく浸け置きして様子をみる
お湯を注ぎ終わったら、最低でも20分から30分ほど放置し、重曹が汚れを分解する時間を確保します。
その後、一度水を流してみて、詰まりが解消されているか確認しましょう。
もしまだ流れが悪いようなら、再度重曹やお湯を加える、ラバーカップで圧力をかけるなど、追加の対処を試みることも検討してみてください。
改善が見られない場合は、さらなる専門的な手立てが必要となる可能性があります。
トイレの詰まりを重曹で直す際の注意点
重曹を使った詰まり解消法は、比較的手軽に実践できる一方で、リスクや気をつけたいポイントも存在します。
トイレや配管へのダメージを最小限に抑え、安全かつ効果的に作業するためには、あらかじめ知っておくべき事柄があるでしょう。
ここでは、トイレの詰まりを重曹で直す際の注意点についてご紹介します。
トイレの詰まりを重曹で直す際の注意点
1, 高温のお湯を使わない
2, 無理に何度も水を流さない
①高温のお湯を使わない
便器は陶器製であることが多く、温度差に弱い性質を持っています。
沸騰直後のお湯や極端に高い温度の液体を注ぐと、急激な温度変化によってヒビや割れが生じる危険があるのです。
特に冬場のように室温が低い状況で熱湯を勢いよく注ぎ込むのは避けたほうが良いでしょう。
60度から80度程度に冷ましたお湯でも十分に効果は期待できるため、時間をかけて温度調整を行い、安全を優先したやり方で対処するのがおすすめです。
②無理に何度も水を流さない
トイレが詰まっている状態で何度も水を流し続けると、汚水や排泄物が逆流してあふれ出し、床や周辺に被害が及ぶ可能性が高くなります。
重曹とお湯を入れたあとも、すぐに水を流して結果を確かめたい気持ちはありますが、充分な浸け置き時間を取らずに流水を繰り返すのはリスクが大きいといえます。
時間をかけて様子を見ながら、必要に応じて少しずつ水を足す程度に留め、焦らず作業を進めることが、余計なトラブルを防ぐ秘訣です。
重曹では解決できないトイレの詰まりとは?
重曹を使った対処は、紙くずや汚物などが原因の軽度な詰まりには有効ですが、すべてのケースに対応できるわけではありません。
子どものおもちゃやプラスチック製品など、異物を誤って落としてしまった場合は、重曹では固形物を溶かすことができないため、詰まりが解消されないまま時間だけが経過してしまうでしょう。
また、配管自体が長年の使用で劣化や腐食を起こしている場合や、根本的に配管の構造に問題がある場合も、重曹を使った対処では根治が期待できません。
繰り返し詰まりが発生する場合は、一度専門業者に相談して内視鏡カメラによる配管の状況確認や、場合によっては配管そのものの補修・交換を行う必要があるかもしれません。
こうした重症度の高いトラブルを放置すると、さらなる水漏れや悪臭などの二次被害を招くリスクもあるため、早めの対応を心がけることが大切です。
水まわりのトラブルは宮崎水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、重曹を使ったトイレ詰まりの直し方や注意点を解説しました。
トイレが詰まった際、重曹を使った対処法は、比較的手軽かつ環境にも優しい方法として多くの人に活用されています。
ただし、高温のお湯を勢いよく注ぐと便器が割れるリスクがあり、また、大きな異物が詰まっている場合や配管そのものに根本的な問題がある場合は、いくら重曹を使っても改善しない可能性があることを理解しておきましょう。
状況に合った対処法を選びながら、大切な水回りの設備を長く快適に使い続けられるよう備えておくと安心です。
もし水道業者に修理等を依頼する際は、水道工事や専門的な作業が伴う可能性があるため、豊富な知識や実績を持つ「水道局指定業者」を選ぶと良いでしょう。
また、宮崎水道サービスも、水道局指定業者として宮崎県内のエリアを対象にサービスを提供しているので、トラブルに遭遇した際にはぜひお気軽にお問い合わせください!