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2025.10.20

【プロが解説!】排水口に油を流してしまったときのリスクと対処方法

【プロが解説!】排水口に油を流してしまったときのリスクと対処方法

排水口から嫌なにおいがする…

最近、水の流れが悪くてシンクに水がたまる

そんな悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、その原因の多くは“油”にあります。

調理中や片付けの際に、ほんの少し油を排水口へ流してしまうだけでも、時間が経つと配管の中で固まり、詰まりや悪臭を引き起こします。

さらに放置すると、水漏れや修理が必要になることもあり、注意が必要です。

だからこそ、台所の排水口を清潔に保つためには、日常のちょっとした工夫と正しい油の処理が欠かせません。

本記事では、排水口に油を流すことで起こるトラブルや、家庭でできる予防法、そして詰まってしまったときの対処法について、以下の点を中心に詳しく解説します。

排水口の詰まりやにおいが気になる方、これから油の処理方法を見直したい方は、ぜひ最後までお読みください。

排水口に油を流すのはNG

台所で調理をしたあと、フライパンや鍋に残った油をそのまま流してしまうことは、誰にでも一度はあるかもしれません。

しかし、排水口に油を流すことは絶対に避けなければならない行為です。

排水口に油を流してしまうと、冷える過程で油が固まり、排水管の内側にこびりついていきます。

最初は問題がなくても、日々の生活の中で少しずつ油が蓄積され、やがて水の流れを妨げるようになります。

特にカレーや揚げ物の残り油、ドレッシングなどに含まれる少量の油分も積み重なると大きな詰まりの原因になります。

また、油が流れる過程でほこりや食べかすなどの汚れを巻き込み、固まりやすくなるため、結果として排水口の内部はどんどん汚れていきます。

台所のにおいが気になる、流れが悪いと感じる場合は、すでに油汚れがたまっているサインかもしれません。

排水口に油を流したときの起こりうるリスク

次に、排水口に油を流したときの起こりうるリスクについてご紹介します。

排水口に油を流したときの起こりうるリスク

1.排水管の中で詰まる
2.悪臭やぬめりが発生しやすくなる
3.修理が必要になる場合がある

①排水管の中で詰まる

油が冷えて固まると、排水管の壁面にこびりつき、時間とともに層のように厚みを増します。

その結果、水の通り道が狭くなり、最終的には水が流れにくくなります。

特に冬場は油の凝固が早く、短期間で詰まりを引き起こすこともあります。

排水の流れが鈍くなったり、ポコポコと音がしたりするのは、詰まりが進行しているサインです。

②悪臭やぬめりが発生しやすくなる

油汚れは、空気中のほこりや食べかす、雑菌と混ざることでぬめりを生じさせます。

このぬめりが腐敗すると、嫌なにおいが発生し、特に夏場は気温が高く、細菌が繁殖しやすいため、悪臭が強くなる傾向にあります。

シンクの周りにツンとした臭いが漂うときは、排水口内で油汚れが進行しているサインです。

③修理が必要になる場合がある

油詰まりを放置すると、排水管の中で水が逆流したり、最悪の場合は配管が破損したりすることもあります。

このような場合、自力での対処は難しく、専門業者による洗浄や交換が必要です。

修理費用が高額になることも多いため、油を流さない予防が最も効果的な対策といえます。

油で排水口が詰まったときの対処方法

次に、油で排水口が詰まったときの対処方法についてご紹介します。

油で排水口が詰まったときの対処方法

1.重曹とお酢を使って自然に汚れを溶かす
2.市販のパイプクリーナーを使う

①重曹とお酢を使って自然に汚れを溶かす

軽い詰まりであれば、重曹とお酢を使う自然な方法が効果的です。

排水口に重曹を入れ、その上からお酢を注ぐと発泡作用で汚れが浮き上がります。

30分ほど置いたあとにお湯で流すと、軽い油汚れなら解消することがあります。

②市販のパイプクリーナーを使う

重度の詰まりには、市販のパイプクリーナーを使うのも一つの方法です。

ただし、使用量や時間を守らないと配管を傷めることがあるため、説明書に従って安全に使うことが大切です。

改善しない場合は無理をせず専門業者に相談しましょう。

台所の排水口での油の処理トラブル

次に、台所の排水口での油の処理トラブルについてご紹介します。

台所の排水口での油の処理トラブル

1.排水管の内側にベタつきが残る
2.油が固まってシンクに逆流する
3.排水設備に悪影響を及ぼす

①排水管の内側にベタつきが残る

調油を流すと、冷えたときに配管の内側にベタつきが残ります。

これが取れにくく、徐々に層になって厚みを増していきます。

一見流れているようでも、内部では汚れがこびりついており、見えないうちに詰まりが進行します。

特に古い住宅では配管の劣化も進んでおり、少しの油でも詰まりやすくなる傾向があります。

②油が固まってシンクに逆流する

油の固まりが排水管の途中に詰まると、水の流れが完全に止まり、シンク内に水が逆流することがあります。

特にお湯を流して一時的に通っても、時間が経てば再び油が冷えて固まり、元に戻ってしまうケースが多いです。

逆流が起きると、悪臭や雑菌が一気にシンクへ上がり、衛生面でも大きな問題になります。

③排水設備に悪影響を及ぼす

家庭の配管だけでなく、油は集合住宅や建物全体の排水設備にも悪影響を与えます。

油の塊が下水まで流れ込み、他の住戸の排水にも影響することがあります。

自治体によっては、油を流す行為自体が禁止されている場合もあり、環境への負担という点でも避けなければなりません。

家庭でできる排水口の油詰まり予防法

次に、家庭でできる排水口の油詰まり予防法についてご紹介します。

家庭でできる排水口の油詰まり予防法

1.調理後の油はペーパーで拭き取ってから洗う
2.油の凝固剤や古新聞を使って処分する
3.週に一度は熱めのお湯で排水口を流す習慣をつける

①調理後の油はペーパーで拭き取ってから洗う

調理後の鍋やフライパンは、洗う前にペーパーでしっかり油を拭き取ることで、油が排水口へ流れ込むのを防げます。

ほんのひと手間で詰まりを未然に防ぐことができます。

②油の凝固剤や古新聞を使って処分する

使い終わった油は、凝固剤や古新聞を使ってゴミとして捨てるのが基本です。

液体のまま流すと配管だけでなく環境にも悪影響を及ぼします。

家庭での正しい処理方法を習慣にしましょう。

③週に一度は熱めのお湯で排水口を流す習慣をつける

週に一度ほど、60℃前後のお湯をゆっくり流すことで、油汚れの固着を防げます。

お湯と一緒に重曹や中性洗剤を併用すれば、排水口を清潔に保ち、ぬめりや臭いの発生も抑えられます。

排水口が油で詰まったときは宮崎水道サービスへ

ここまで、排水口に油を流すことの危険性や、詰まりを防ぐための正しい方法についてご紹介してきました。

要点を以下にまとめます。

・排水口に油を流すと、詰まりや悪臭の原因になる
・少量でも毎日の蓄積で配管トラブルを招く
・定期的なお湯流しと正しい油の処理が予防の基本

とはいえ、すでに水の流れが悪くなっていたり、臭いが気になったりする場合は、自己流での対処が難しいこともあります。

宮崎水道サービスでは、油詰まりの原因を丁寧に調査し、専用の機器で配管内部までしっかり洗浄します。

また、迅速な対応と明朗な料金で、トラブルもスムーズに解決します。

排水口の詰まりや油汚れにお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。