「人工大理石の浴槽がひび割れした」
「人工大理石の浴槽のひび割れについて、一般的な浴槽への対処との違いや適切な手順を知りたい」
家庭で人工大理石の浴槽を使用している方の中には、このようなトラブルに遭遇した方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、人工大理石の浴槽に焦点を当て、ひび割れが起こった際の対処法や寿命について、一般的な浴槽と比較した上でご紹介します。
本記事のポイント
・人工大理石について、一般的な浴槽とのちがいやひび割れへの対処法がわかる
また、宮崎水道サービスでは、水漏れ修理や詰まり解消など、水まわりのトラブルにいつでも対応しています。
浴槽のひび割れなどで水漏れに遭遇した際には、ぜひお気軽にご相談ください!
人工大理石の浴槽と一般的な浴槽の違い
まずはじめに、人工大理石の浴槽と一般的な浴槽の違いについてご紹介します。
人工大理石の浴槽は、一般的な浴槽と比較して素材が異なるため、いくつかのメリットやデメリットがあります。
以下は、一般の浴槽と比較した際の人工大理石の浴槽の特徴です。
人工大理石の浴槽の特徴
・デザインの種類が豊富
・耐久性に優れている
・光沢やテカリがあり、高級感がある
・カビなどの汚れが残りにくい
・一部の入浴剤や洗剤に適していない
・浴槽本体の価格が高価
・追い焚き機能など、浴槽に取り付ける後付け機能の追加が難しい
人工大理石の浴槽の種類
次に、人工大理石の浴槽の種類についてご紹介します。
人口の大理石には、大きく分けて以下の2つの種類があります。
人工大理石の浴槽の種類
・アクリル系
・ポリエステル系
アクリル系の場合は、ポリエステル系と比較して光沢や透明感が目立つため、高級感を感じることができます。
また、耐熱性にも優れている上、表面が硬いため衝撃に対しても強いとされています。
一方ポリエステルの場合は、アクリル系と比較すると光沢や透明感が劣るため、値段という点ではよりリーズナブルと言えるでしょう。
また、人工大理石と似た表現で「人造大理石」と呼ばれるものもあります。
人工大理石の浴槽は、自然由来のものは一切使用されておらず、完全に人工で作られています。
それに比べて人造大理石の場合は、天然の大理石の素材に対して、セメントや樹脂などを加えて加工したものを指します。
人工大理石の浴槽のひび割れが発生した際の対処法
本項目では、人工大理石の浴槽のひび割れが発生した際の対処法についてご紹介します。
前述したように、人工大理石の浴槽は一般的な浴槽と比較して耐久性には優れているものの、経年劣化や外部からの衝撃によりひび割れが発生する可能性もゼロではありません。
人工大理石の浴槽のひび割れが発生した場合は、基本的には塗装によって修復を行います。
人工大理石のものに限らず、浴槽のひび割れが発生した際には主に以下の2つの方法で修復を行います。
人工大理石の浴槽の修復方法
1, アルミパテ補修
2, ライニング補修
これらの作業は、専門的な知識や技術を伴うため、ひび割れを見つけた際にはすぐにリフォーム業者に問い合わせる必要があるでしょう。
それに加え、ひび割れによって水漏れなどの水に関連するトラブルが発生している場合は、水道業者にも連絡し、必要な対処を行ってもらう必要があるでしょう。
また、賃貸物件の浴槽の修理や交換を行う際には、家主や管理会社にも連絡する必要があるでしょう。
賃貸物件の浴槽のひび割れについては「【賃貸物件の浴槽のひび割れ!】費用の負担や適切な対処法について徹底解説!」にて詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
人工大理石の浴槽の寿命
次に、人工大理石の浴槽の寿命についてご紹介します。
結論から述べると、人工大理石の浴槽の寿命はおよそ20年〜30年とされています。
耐熱性や耐久性に優れている人工大理石の浴槽ですが、経年劣化が目立つ時期に大きな差はなく、使い方や使用頻度次第ではそれよりも短くなることもあるでしょう。
また、長い間使用し続けることによってコーティングなどが剥がれてきた場合は、人工大理石の浴槽でも汚れや色褪せが目立つ場合があります。
綺麗な状態を保ちたいという方は、定期的なメンテナンスや清掃を行い、光沢や透明感を保ち続ける意識が重要です。
人工大理石の浴槽のひび割れの原因
本項目では、人工大理石の浴槽のひび割れの原因について、以下の3つをご紹介します。
人工大理石の浴槽のひび割れの原因
1, 経年劣化
2, 物理的な接触
3, 地震などの自然災害
① 経年劣化
人工大理石の浴槽のひび割れの原因の1つ目は「経年劣化」です。
前述したように、耐熱性や耐久性が優れている人工大理石の浴槽でも、時間の経過による経年劣化は避けられません。
時間と共に材質の内部構造が弱くなり、小さな亀裂でも少しずつ深刻なものとなっていきます。
経年劣化による深刻なひび割れを予防し、浴槽の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
② 物理的な接触
2つ目は「物理的な接触」です。
耐久性が強いことが特徴の人工大理石の浴槽ですが、外部からの強い衝撃が加わった場合は、ひび割れが発生する可能性があります。
例えば、重い物を誤って落としたり、浴槽に勢いよく飛び込んだりすることで、表面に衝撃が加わり、ひび割れの原因となってしまいます。
また、入浴剤によっては人工大理石の浴槽に適していないものもあり、それらを誤って使用してしまうと光沢が失われたり変色したりする可能性があります。
③ 地震などの自然災害
3つ目は「地震などの自然災害」です。
大規模な地震が発生した場合、建物全体が揺れることで浴槽に想定外の力がかかり、ひび割れや亀裂が生じる可能性があります。
特に、地震などの場合は、浴槽と床や壁との接合部分に負荷がかかりやすく、これらの箇所からひび割れが始まることがあります。
地震をはじめとする自然災害は、防ぎようのないものなので仕方がありませんが、災害などが発生した場合は、浴槽の状態を確認しておくことが重要です。
人工大理石の浴槽の修理や交換を行う際の費用
最後に、人工大理石の浴槽の修理や交換を行う際の費用についてご紹介します。
結論から述べると、人工大理石の浴槽であっても、修理にかかる費用は一般的な浴槽と比較しても大差なく、おおよそ10万円〜20万円程度と言えるでしょう。
しかし、人工大理石は一般的な浴槽と比較して本体価格が高いため、新しいものと交換する際には多額の費用がかかります。
人工大理石の浴槽は、メーカーや種類によって価格が大きく異なり、相場は10万円〜50万円と幅が広くなっています。
また、交換作業にかかる費用も別途で15万円〜20万円程度のお金がかかります。
とは言え、これらはあくまで相場の値なので、詳しい値段が知りたいという場合はリフォーム業者などに問い合わせてみると良いでしょう。
また、ひび割れに伴う水漏れが発生している場合は、水道業者に問い合わせ、場合によっては修理工事を依頼する必要もあるでしょう。
浴室の床下の水漏れ修理にかかる費用については「【これで解決】お風呂の床下水漏れの原因や費用相場を解説!放置するリスクも!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
水まわりのトラブルは、宮崎水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、人工大理石の浴槽に焦点を当て、一般的な浴槽との違いやひび割れが発生した際の対処法についてご紹介しました。
人工大理石の浴槽は、一般的な浴槽と比較して耐久性に強いという特徴がありますが、それでも経年劣化や外部からの衝撃によってひび割れが発生することはあります。
そのような際には、状況をしっかりと確認した上で、リフォーム業者、あるいは水道業者に連絡する必要があるでしょう。
また、宮崎水道サービスでは、浴室のトラブルやそれに伴う水漏れなど、家庭の水まわりのあらゆるトラブルに対応しています。
家庭で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にご相談ください!