「賃貸物件の浴槽のひび割れ修理の費用は、誰が負担するのだろう?」
「賃貸物件の浴槽のひび割れに遭遇した際は、まず誰に連絡すべき?」
マンションやアパートなど、賃貸物件に住んでいる方で浴槽のひび割れに遭遇した方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
賃貸物件や持ち家に限らず、浴槽のひび割れが発生した場合は修理や交換を行う必要があります。
しかし、賃貸物件の場合は、修理費用や交換費用を家主が負担してくれるケースもあるのです。
そこで今回は、賃貸物件の浴槽のひび割れについて、具体的な対処の手順や費用負担、放置しておくリスクなどをご紹介します。
本記事のポイント
・賃貸物件の浴槽のひび割れについて、対処法や費用がわかる
賃貸物件に住んでいて、浴槽のひび割れに遭遇したという場合は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
賃貸物件の浴槽のひび割れを見つけたらどうする?
まずはじめに、賃貸物件の浴槽のひび割れを見つけた際の対処手順についてご紹介します。
冒頭でもご紹介した通り、賃貸物件であれ持ち家であれ、浴槽にひび割れが発生した際は、修理や交換などの対応をしなければなりません。
しかし、賃貸物件の場合は、独断で修理や交換を進めるのではなく、まずは家主や管理会社に連絡し、具体的な状況を説明する必要があるでしょう。
なぜなら、賃貸物件の浴槽のひび割れなどの不具合であれば、家主側で責任をとってくれるケースがあるからです。
賃貸物件の浴槽のひび割れを見つけた際の対処手順については、以下の通りです。
賃貸物件の浴槽のひび割れを見つけた際の対処手順
1, 状況の確認
2, 写真撮影
3, 家主や管理会社への連絡 / 修理の依頼
4, 応急処置
5, 作業当日 / 安全の確認
賃貸物件の浴槽のひび割れ修理の負担については、次の項目でご説明します。
賃貸物件の浴槽のひび割れ修理の費用は誰が負担する?
次に、賃貸物件の浴槽のひび割れ修理の費用負担についてご説明します。
前述したように、賃貸物件の浴槽のひび割れ修理にかかる費用は、家主が負担してくれることがあります。
この際に参考となるのが「原状回復」の考え方です。
つまり、経年劣化によってひび割れが発生した、不具合が発生してもおかしくはない年数が経過している、などといった場合は、原状回復の一環として家主が費用を負担してくれるのです。
一般的な賃貸住宅で使用されているユニットバスの寿命については、使用頻度やタイプによって多少異なりますが、おおよそ20年程度とされています。
そのため、浴槽が新しいものと交換されてから20年程度経過している、何もしていないのに単純な劣化によってひび割れが発生したという場合は、自信を持って家主に修理依頼をすることをオススメします。
ただし、具体的なルールや規定については、各賃貸物件や家主によって異なるため、しっかりと話し合って相談すると良いでしょう。
家主や管理会社の方々とその後も良好な関係を築いていくためにも、丁寧かつ場にふさわしい態度を意識することが重要です。
借主が浴槽のひび割れ修理の費用を負担するケース
では、借主が浴槽のひび割れ修理の費用を負担するケースには、どのようなケースがあるのでしょうか。
前項目でご紹介した通り、経年劣化などによってひび割れが発生した場合は、修理費用は家主が負担してくれるケースが一般的です。
しかし、以下のような原因によって浴槽のひび割れが発生した場合は、借主(入居者)が負担する必要があるでしょう。
借主が浴槽のひび割れ修理の費用を負担するケース
1, 借主の過失による損傷
2, 重い物を落として浴槽を損傷させた
3, 経年劣化と判断が難しい場合
つまり、日常生活において借主が誤ってひび割れを起こしてしまった場合や、不注意によって傷ができてしまった場合などは、家主の負担とはならないのです。
とは言え、浴槽のひび割れの具体的な要因は各状況によっても異なり、判断が難しい場合もあるでしょう。
その際は、費用負担について試しに家主に確認してみても良いでしょう。
いずれにせよ、賃貸物件の浴槽を修理 / 交換する場合は、家主や管理会社に連絡しなければなりません。
賃貸物件の浴槽を修理 / 交換する必要がある場合
本項目では、賃貸物件の浴槽を修理 / 交換する必要がある場合について、以下の4つのケースをご紹介します。
賃貸物件の浴槽を修理 / 交換する必要がある場合
1, ひび割れ
2, 水漏れ
3, 深刻な汚れ
4, その他浴槽の劣化
① ひび割れ
賃貸物件の浴槽を修理 / 交換する必要がある場合の1つ目は「ひび割れ」です。
本記事でもご紹介した通り、ひび割れを見つけた際にはすぐに修理や交換を行う必要があります。
浴槽のひび割れは、小さな亀裂でも放置すると徐々に悪化し、深刻な傷になる可能性もあります。
小さな傷であれば、自身で対処することもできますが、亀裂が悪化することやその他の場所でも同様のひび割れが起こるリスクを考えると、業者に依頼して修理 / 交換を行ってもらうことをオススメします。
② 水漏れ
2つ目は「水漏れ」です。
浴槽のひび割れによる水漏れはもちろん、その他浴槽のシーリングなどが要因で水漏れが発生している場合も、修理 / 交換することをオススメします。
浴室からの水漏れは、放置すると建物の劣化やカビなどの発生にも繋がるため、早い段階で対処することをオススメします。
また、浴室の床下の水漏れ修理の費用については「【これで解決】お風呂の床下水漏れの原因や費用相場を解説!放置するリスクも!」でも詳しくご紹介しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
③ 深刻な汚れ
3つ目は「深刻な汚れ」です。
頑固なカビや水垢など、掃除しても簡単には取れないような汚れが目立ってきた場合は、専門業者に依頼して特殊な清掃をしてもらうか、新しいものに交換してもらうことをオススメします。
これらの汚れは、単に見た目が悪いだけでなく、匂いなどの衛生面での問題もあるため、適切に対処する必要があるでしょう。
④ その他浴槽の劣化
4つ目は「その他浴槽の劣化」です。
長年使用してきた賃貸物件の浴槽の場合は、全体的な劣化が見られることがあり、具体的な例としては表面のザラつきや色褪せ、光沢の喪失などが挙げられます。
本記事でも、一般的な賃貸住宅に設置されているユニットバスの寿命が20年程度とご説明しましたが、劣化によってこれらの症状が目立ってきた場合は、早い段階で修理 / 交換しても良いでしょう。
また、浴槽を使用すること自体に問題がなければ、再塗装や表面処理で対応できる場合もあります。
賃貸物件の浴槽のひび割れを放置しておくとどうなる?
本項目では、賃貸物件の浴槽のひび割れを放置しておくリスクについてご紹介します。
賃貸物件の浴槽のひび割れは、放置しておくと以下のような問題に繋がる可能性があります。
賃貸物件の浴槽のひび割れを放置しておくリスク
・ひび割れの悪化
・浴室の床下への水漏れ
・建物の柱や床などの腐敗
・カビや細菌などによる異臭の発生
・水道料金の高騰
小さなひび割れや亀裂であれば大丈夫だろうと考える方も、放置しておくと徐々に劣化が進み、上記のような問題に発展してしまうため、十分に注意する必要があるでしょう。
賃貸物件の浴槽の修理 / 交換費用
最後に、賃貸物件の浴槽の修理 / 交換費用についてご紹介します。
まずは浴槽の修理についてです。
ひび割れの修理は、その程度によって修理方法が異なり、大きく分けて以下の2つの方法が挙げられます。
ひび割れの修理の種類
1, アルミパテ補修
2, ライニング補修
簡易的なひび割れであればアルミパテ補修で対処することができますが、深刻なひび割れの場合はライニング補修と呼ばれる「新しい樹脂層を塗布して補強する方法」をとります。
これらの費用は、具体的なひび割れ具合や業者によっても異なりますが、アルミパテ補修であれば およそ10万円前後、ライニング補修であれば高くて20万円程度と考えておけば良いでしょう。
また、浴槽を丸ごと交換する場合は、業者に依頼する交換作業費用と浴槽本体にかかる費用に分けられます。
それぞれのおおよその費用は、以下の通りです。
業者に依頼する交換作業費用と浴槽本体の相場
・浴槽の交換作業費:20万円〜30万円
・浴槽本体の費用:数万円〜30万円
これらはあくまで、一般的な相場の値であり、選ぶ浴槽や依頼する業者によってもその値は異なります。
具体的な金額を知りたい場合は、ぜひ一度リフォーム業者や水道業者に相談してみると良いでしょう。
水まわりのトラブルは、宮崎水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、賃貸物件の浴槽のひび割れについて、修理費用の負担や背景、放置しておくリスクなどをご紹介しました。
すでにご紹介した通り、賃貸物件の浴槽のひび割れ修理は、家主や管理会社が負担してくれるケースもあります。
無論、原因や背景によっては借主が負担する必要がある場合もありますが、いずれにせよひび割れを見つけた際には家主に相談してみると良いでしょう。
また、宮崎水道サービスでは、浴室のトラブルやそれに伴う水漏れなど、家庭の水まわりのあらゆるトラブルに対応しています。
家庭で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にご相談ください!