「風呂場の床下で水漏れが発生する原因について知りたい」
「風呂場の床下で水漏れを放置しておくとどうなるの?」
浴室や床下の水漏れに遭遇した際は、このような悩みを抱えている方も多いのでは無いでしょうか。
風呂場の床下の水漏れには、いくつかの原因が想定されると同時に、放置しておくとさらなるトラブルを招く原因となってしまいます。
そこで今回は、風呂場の床下の水漏れについて、具体的な原因や放置しておくリスク、実際に水漏れに遭遇した際の対処法についてご紹介します。
本記事のポイント
・風呂場の床下で水漏れが発生する原因や対処法がわかる
また、宮崎水道サービスでは、風呂場をはじめとする水まわりのトラブルにいつでも対応しています。
家庭で水まわりのトラブルに遭遇した際には、ぜひお気軽にお問い合わせください。
風呂場の床下で水漏れが発生する原因
それでは早速、風呂場の床下で水漏れが発生する原因について、以下の5つをご紹介します。
風呂場の床下で水漏れが発生する原因
1, 給水管の劣化 / 破損
2, 排水管の劣化 / 破損
3, 浴室内の壁や床にできた隙間
4, 浴槽のヒビ割れ
5, 床タイルの劣化や破損
風呂場の床下で水漏れが発生している場合は、基本的にはこれらが原因となっているため、早急に対処することが重要です。
① 給水管の劣化 / 破損
風呂場の床下で水漏れが発生する原因の1つ目は「給水管の劣化 / 破損」です。
給水管とは、家庭内で水を使用する場所に安全な水を運ぶための配管のことを指します。
給水管は、家のいたるところに設置されており、長い年月とともに徐々に劣化していきます。
また、床下のスペースが十分でない場合、床下に設置されている他の物からの圧迫を受けたり、地震などの災害によってもダメージを受ける可能性があります。
給水管が劣化 / 破損していることによって水漏れが発生している場合は、風呂場で水やお湯が十分に供給されないなどの症状が発生するため、そのような状況に遭遇した場合は、水漏れを疑う必要があるでしょう。
② 排水管の劣化 / 破損
2つ目は「排水管の劣化 / 破損」です。
排水管とは、給水管の逆で、風呂場や洗面台、キッチンなどで使用し終えた水を排水として流すための配管です。
排水管についても、給水管同様に床下に設置されているため、経年劣化や物理的なダメージによって破損してしまう可能性があります。
経年劣化の原因としては、排水管内部にたまる汚れや髪の毛、あるいは固形物が流れることなどが挙げられ、排水管からの水漏れは床下の水漏れに繋がります。
排水の流れが悪くなったり、異臭がする、あるいは床下からの湿気が増すなどの兆候を感じた場合は、排水管からの水漏れを疑う必要があるでしょう。
③ 浴室内の壁や床にできた隙間
3つ目は「浴室内の壁や床にできた隙間」です。
浴室は常に水や湿気にさらされる環境にあるため、時間の経過とともに壁や床の素材が劣化し、隙間ができやすくなってしまいます。
特に、壁と床の接合部分や、蛇口やシャワーの取り付け部分周辺は隙間ができやすい箇所と言え、これらの隙間から水が浸入すると、徐々に床下へと浸透していくことがあります。
また、目に見える隙間がなくても、シーリング材の劣化によって微細な隙間が生じている可能性もあるため、必ずしも目視で確認できる訳ではありません。
浴室内の壁や床にできた隙間については、定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、このような隙間からの水漏れを防ぐことができます。
④ 浴槽のヒビ割れ
4つ目は「浴槽のヒビ割れ」です。
浴槽のヒビ割れによる水漏れも、床下の水漏れの原因となります。
浴槽のヒビ割れは、経年劣化や急激な温度変化、外部からの過度の衝撃などによって発生します。
特に、アクリル製やFRP製の浴槽は、長年の使用で素材が脆くなり、ヒビ割れが発生しやすくなる傾向にあります。
ヒビ割れは目視で確認できる場合もありますが、微細なものは気づきにくいこともあり、入浴後に浴槽の水位が下がっている、あるいは床下から異常な湿気を感じるなどの症状がある場合は、浴槽のヒビ割れを疑う必要があるでしょう。
また、浴槽のひび割れについては「【浴槽のひび割れが起きたらどうする?】原因や対処法、修理費用などをご紹介!」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
⑤ 床タイルの劣化や破損
5つ目は「床タイルの劣化や破損」です。
風呂場の床がタイル式の場合は、繋ぎ目やコーキングなどの劣化によって、水漏れに繋がってしまう場合があります。
床に使用されるコーキングとは、シリコンなどの充填剤を隙間を埋めることで、水漏れを防ぐ加工法を指します。
床タイルの劣化や破損は、見た目の変化や歩行時の違和感などで気付くことが多いと言えます。
また、床下からの湿気や異臭、カビの発生なども、床タイルからの水漏れに気付く要因となるでしょう。
風呂場の床下で水漏れを放置しておくとどうなる?
次に、風呂場の床下で水漏れを放置しておくリスクについて、以下の5つをご紹介します。
風呂場の床下で水漏れを放置しておくリスク
1, シロアリや害虫が発生する
2, カビが発生する
3, 建物の劣化や腐食が進行する
4, 漏電事故が発生する
5, 近隣トラブルに発展する
風呂場の床下の水漏れを放置しておくと、これらの事態に繋がってしまうため、水漏れが確認できた際には、すぐに対処する必要があるでしょう。
① シロアリや害虫が発生する
風呂場の床下で水漏れを放置しておくリスクの1つ目は「シロアリや害虫が発生すること」です。
水漏れが発生した床下は、湿気や水分を好むシロアリや害虫にとって理想的な環境となってしまいます。
シロアリは、単に湿気がある場所に発生するだけでなく、木材を主食とするため、家屋の構造材を食い荒らし、建物の強度を著しく低下させる可能性もあります。
また、ゴキブリやダニなどの害虫も湿った環境を好むため、床下から家屋全体に広がる恐れがあります。
これらの害虫は衛生面での問題だけでなく、アレルギー反応を引き起こす原因にもなる上、一度発生すると駆除が困難になるため、水漏れを早期に発見し、適切に対処することが重要と言えるでしょう。
② カビが発生する
2つ目は「カビが発生すること」です。
床下の水漏れによってもたらされた湿気や水分は、カビの成長に最適な環境を作り出します。
カビは非常に繁殖力が強く、一度発生すると短期間で広範囲に広がってしまいます。
そんなカビが発生した際は、まず見た目や臭いの問題を引き起こし、徐々に黒や緑の斑点として目に見える形で現れ、特有の湿っぽい臭いを放ちます。
さらに深刻なのは、カビが健康に与える影響です。
カビの胞子は空気中に浮遊し、呼吸器系の問題やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
床下に発生するカビなので、直接的な害は少ないかもしれませんが、わずかな隙間などを辿って浴室内に匂い等が蔓延する可能性もゼロではありません。
特に、子供や高齢者、既往症のある方にとっては、重大な健康リスクとなるため、床下の水漏れはすぐに対処しなければなりません。
③ 建物の劣化や腐食が進行する
3つ目は「建物の劣化や腐食が進行すること」です。
床下の水漏れが長期間に渡って続くと、建物の構造材に深刻なダメージを与えてしまいます。
特に木造住宅の場合、床下の木材が常に湿った状態にさらされることで腐朽が進行し、それが原因で床の強度が低下し、たわみや沈下が発生する可能性があります。
さらに、水漏れの度合いによっては、壁材や断熱材も水分によって劣化し、その性能を失ってしまいます。
このような建物の劣化が起こった場合は、修復にも多大な費用と時間がかかるため、水漏れの早期発見と対処が非常に重要です。
④ 漏電事故が発生する
4つ目は「漏電事故が発生すること」です。
床下で漏れた水が電気配線や電気機器に触れてしまうと、漏電事故を招く可能性があります。
漏電は、最悪の場合 火災や感電事故につながる可能性があり、電気機器の故障や、ブレーカーの頻繁な遮断などの問題も発生する可能性があります。
安全性の観点からも、水漏れを発見したら速やかに電気専門家に相談し、適切な対策を講じる必要があるでしょう。
⑤ 近隣トラブルに発展する
5つ目は「近隣トラブルに発展すること」です。
特に集合住宅や密集した住宅地では、自宅の水漏れが隣接する住居にも影響を及ぼす可能性があります。
このような事態になると、修繕費用の負担や責任の所在をめぐって近隣との関係が悪化する恐れがあり、家主との関係の悪化にもつながりかねません。
特に、先ほどご紹介したようなカビや害虫の発生が隣家にも及んでしまうと、さらに問題が複雑化する可能性があります。
また、水漏れを長い間放置してしまうと、管理不十分として周囲から苦情を受ける可能性もあるでしょう。
風呂場の床下で水漏れを確認する方法
次に、風呂場の床下で水漏れを確認する方法についてご紹介します。
風呂場の床下の水漏れは、一見確認が難しいように思えます。
しかし、各家庭には「床下点検口」と呼ばれる部分が設置されており、そこから風呂場の床下の状態を確認することができます。
床下点検口には、配管なども確認することができるため、明らかな水漏れが発生している場合はすぐに発見することができるでしょう。
また、風呂場の床下で水漏れが発生していた場合は、直ちに水道業者に連絡し、修理を依頼する必要があるでしょう。
本記事でもご紹介した通り、風呂場の床下の水漏れは配管が原因で発生している可能性もあり、複雑な工事を招く可能性もあります。
そのため、風呂場の床下の水漏れ修理を依頼する際には、水道局指定の水道業者に依頼することをオススメします。
風呂場の床下の水漏れを修理する際の費用
最後に、風呂場の床下の水漏れを修理する際の費用についてご紹介します。
本記事でもご紹介した通り、風呂場の床下の水漏れの原因は状況によって異なるため、修理にかかる費用を一概にお伝えすることはできません。
簡単な確認作業と修復であれば、数千円〜数万円で対処してもらうこともできるでしょう。
しかし、配管の工事や複雑な修復が必要となる場合は、数十万円以上の費用がかかる場合もあるでしょう。
風呂場の床下の水漏れを修理する際の費用については「【これで解決】お風呂の床下水漏れの原因や費用相場を解説!放置するリスクも!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
風呂場の水漏れは、宮崎水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、風呂場の床下の水漏れについて、具体的な原因や放置しておくリスク、実際に水漏れを確認した際の対処法をご紹介しました。
既に何度もご紹介している通り、風呂場の床下の水漏れは、気が付きにくい上に、放置しておくと深刻な二次災害に繋がってしまいます。
風呂場での水やお湯の使用に違和感を感じた際は、ぜひ一度確認してみてください。
また、宮崎水道サービスでは、風呂場の水漏れやそれに伴う工事にいつでも対応しています。
風呂場やその他の水まわりのトラブルに遭遇した際には、ぜひお気軽にお問い合わせください!