「シャワーの水圧が急に弱くなった」
「風呂場の壁の中で不自然な音がする」
このように感じた場合は、もしかすると風呂場の配管が損傷し、水漏れが発生しているかもしれません。
風呂場の配管の劣化や損傷による水漏れは、直接確認することが難しいため、気付くことが遅れてしまうことがあります。
そこで今回は、風呂場の配管の劣化や損傷による水漏れについて、具体的な対処法やそれによって生じるトラブルなどをご紹介します。
本記事のポイント
・風呂場の配管からの水漏れについて、対処法や関連トラブルがわかる
また、宮崎水道サービスでは、風呂場やキッチンなど、家庭の水まわりのトラブルにいつでも対応しています。
宮崎県内で水まわりのトラブルに遭遇したという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
風呂場の水漏れについては、「【風呂場の水漏れ】よくある原因と簡単な修理方法をプロが徹底解説！」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください！
風呂場の配管とは？
まずはじめに、風呂場の配管についてご紹介します。
風呂場に関係する配管は、主に以下の３つの種類に分けることができます。
風呂場の配管の種類
・給水管（本管から浴室まで水を供給する配管）
・給湯管（給湯器から浴室まで温水を供給する配管）
・排水管（浴槽や洗い場の排水口から排水を流す配管）
これらの配管は、主に床下や壁内に設置されており、風呂場への水やお湯を円滑に提供するために欠かせないものと言えます。
風呂場の配管から水漏れした時はどうする？
では、風呂場の配管から水漏れした時はどうすれば良いのでしょうか。
前述したように、風呂場の配管の劣化や損傷による水漏れは、基本的にはすぐに気付くことができません。
そのため、水圧の低下や水道料金の高騰などによって後から気付くことが多く、すぐに対処することができないのが欠点です。
また、風呂場の配管は床下や壁の中に設置されているため、実際に水漏れを修理する際には水道業者に問い合わせる必要があります。
風呂場に限らず、床下や壁の内部の配管に違和感を感じた際は、すぐに水道業者に連絡し、具体的な状況を伝えることが重要です。
配管の損傷によって生じるトラブル
本項目では、配管の劣化や損傷が原因で起こる水漏れによって生じるトラブルについて、以下の７つをご紹介します。
配管の劣化や損傷が原因で起こる水漏れによって生じるトラブル
1, 建物内部の劣化
2, 水圧の低下
3, カビやカビ臭の発生
4, 電気系統への影響
5, 水道料金の高騰
6, 細菌や害虫の発生
7, 水道メーターの不具合
前述したように、水圧の低下や不自然な水道料金の高騰は配管からの水漏れが発生している可能性が高いと言えます。
本項目でご紹介しているような症状を感じたら、一度配管の劣化や損傷による水漏れを疑ってみてください。
① 建物内部の劣化
配管の劣化や損傷が原因で起こる水漏れによって生じるトラブルの１つ目は「建物内部の劣化」です。
配管からの水漏れが長期間放置されると、壁や床、天井などの建材が水を吸収し、構造体の劣化が進行してしまいます。
木材の腐朽や鉄骨の錆びなどにより建物の強度が低下し、災害時のリスクにもなり得ます。
② 水圧の低下
２つ目は「水圧の低下」です。
前述したように、配管に穴や亀裂が生じると、本来の出口以外から水が流出するため、蛇口やシャワーの水圧が低下します。
水圧の低下は、単に不便なだけでなく、給湯器の不具合や配管内の水あかの堆積を引き起こす可能性もあります。
水圧に違和感を感じるようであれば、早めに配管の点検を依頼し、水漏れの有無を確認することをオススメします。
③ カビやカビ臭の発生
３つ目は「カビやカビ臭の発生」です。
水漏れによって壁や床が濡れた状態が続くと、カビが発生しやすくなります。
カビは目に見えない場所でも繁殖するため、気付きにくいのが欠点です。
カビが発生すると、不快な臭いが部屋中に充満し、アレルギー症状やぜんそくなどの健康被害を引き起こすこともあります。
風呂場の換気をしっかりと行っているのにも関わらず、不自然なカビ臭を感じる場合は、配管からの水漏れを疑うべきと言えるでしょう。
④ 電気系統への影響
４つ目は「電気系統への影響」です。
配管から漏れた水が、壁内や床下の配線や電気機器に触れると、ショートや漏電を引き起こす危険があります。
また、ショートや漏電が原因となり、最悪の場合火災に繋がってしまう可能性もあります。
ブレーカーが頻繁に落ちる、コンセントや照明器具から異臭がするなどの異常を感じたら、すぐに電源を切り、専門家に点検を依頼するようにしましょう。
⑤ 水道料金の高騰
５つ目は「水道料金の高騰」です。
配管から水漏れがひどい場合、１日何十リットルもの水を無駄に流してしまうことになりかねません。
そのような場合は、月々の水道料金に大きく影響してしまいます。
普段と比べて水道料金が跳ね上がったときは、水漏れを疑ってみましょう。
⑥ 細菌や害虫の発生
６つ目は「細菌や害虫の発生」です。
水漏れによって湿気が溜まると、細菌や害虫にとって繁殖しやすい環境となってしまいます。
特に細菌の中には、人体に重篤な症状を引き起こす危険性のあるものもあるため、注意が必要です。
また、湿気を好むゴキブリやダニなどの害虫が寄ってくることもあるでしょう。
配管から水が漏れてすぐに細菌や害虫が発生するわけではありませんが、早い段階で対処するに越したことはないでしょう。
⑦ 水道メーターの不具合
７つ目は「水道メーターの不具合」です。
配管から大量の水が漏れると、水道メーターが正常に作動しなくなることがあります。
水道メーターが止まってしまうと、正確な使用量が計測できなくなるため、最悪の場合過剰請求や無断使用の疑いをかけられる可能性もあります。
水道メーターの異常に気づいたら、速やかに水道業者に問い合わせ、配管の水漏れの確認を依頼するとともにメータの修理も依頼しましょう。
風呂場の配管の水漏れ修理にかかる費用
最後に、風呂場の配管の水漏れ修理にかかる費用についてご紹介します。
結論から述べると、配管の水漏れ修理にかかる費用を一概にお伝えすることはできません。
配管の水漏れ修理の費用は、場所や破損具合、風呂場の構造による作業の難易度によって大きく異なります。
風呂場の配管による水漏れでも、接続部分や簡易的な作業で修理できるものであれば、数千円〜５万円程度で依頼することができるケースもあります。
しかし、壁の内部や床下の配管工事となると、専門知識を要する上、複雑な作業が必要となるため、数十万円程度の費用がかかってしまいます。
風呂場の配管修理にかかる具体的な費用を知りたい場合は、水道局から水道局指定業者として認定されている水道業者に依頼し、見積もりを出してもらいましょう。
また、風呂場の水漏れ修理については、「【風呂の水漏れ修理】緊急時の応急処置と業者選びのコツを徹底解説！」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください！
配管の損傷による水漏れはすぐに対応が必要
既にご理解いただいている通り、風呂場の配管の水漏れは、放置しておくと様々な二次的なトラブルに繋がってしまいます。
水圧の低下や水道料金の不自然な高騰に遭遇した際には、すぐに水道業者に問い合わせ、具体的な状況を説明することをオススメします。
宮崎水道サービスも、水道局指定業者として配管の点検や水漏れの確認を行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
家庭の配管トラブルは、宮崎水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、風呂場の配管の劣化や損傷による水漏れについて、対応手順やそれによって起こり得るトラブルなどをご紹介しました。
既に何度もご紹介している通り、配管からの水漏れは、気付くのが遅れることが一般的であり、気付いた時には既に劣化や損傷が進んでいる状態です。
そのような事態に遭遇した際には、すぐに水道業者に問い合わせる必要があるでしょう。
