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2024.4.19

【ウォーターハンマー現象の仕組み】原因や対策法をプロが徹底解説!

【ウォーターハンマー現象の仕組み】原因や対策法をプロが徹底解説!

壁の中の水道管から異音が聞こえる

ウォーターハンマー現象について、仕組みや原因を理解したい

壁の中からドンッという音が聞こえる場合は、水道管や給水管の中でウォーターハンマー現象が起こっているかもしれません。

ウォーターハンマー現象は、放置しておくと様々なトラブルを引き起こす可能性があるため、違和感を感じた際にはすぐに対応することが重要です。

そこで今回は、ウォーターハンマー現象について、具体的な仕組みや種類、対策方法についてご紹介します。

本記事のポイント

・ウォーターハンマー現象の原因や仕組みがわかる
・ウォーターハンマー現象の対処法がわかる

また、本記事を読んでもなおウォーターハンマー現象の仕組みや対処法が分からないという場合は、水道業者に連絡することをオススメします。

宮崎水道サービスでも、ウォーターハンマー現象への対策やそれに伴う水道工事も行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

ウォーターハンマー現象とは?

まずはじめに、ウォーターハンマー現象について簡潔にご紹介します。

ウォーターハンマー現象とは、水道管内部の水の圧力が急に変化することで、水同士が激しく衝突することを指します。

衝突する際の音が、水道管をハンマーで叩いたような音に似ていることから、ウォーターハンマー現象という名前がついています。

ウォーターハンマー現象は、水道管が設置されている場所であればどこでも発生する可能性があり、家庭の水道管で発生した場合は壁の中で大きな音がなることがあります。

ウォーターハンマー現象の種類

次に、ウォーターハンマー現象の種類について、以下の2つをご紹介します。

ウォーターハンマー現象の種類

1, 圧力変動
2, 水柱分離

① 圧力変動

1つ目は「圧力変動」です。

ウォーターハンマー現象における圧力変動とは、レバーなどの急な開閉によって水道管内の水の圧力が一時的に急上昇することで発生するものです。

例えば、蛇口から水を出している際に、レバーを急に閉めると、水の流れは一気に止まることになります。

この際に、蛇口に向かっていた水の圧力が逃げ場を失い、圧力変動によるウォーターハンマー現象が発生します。

② 水柱分離

2つ目は「水柱分離」です。

ウォーターハンマー現象における水柱分離とは、流体の速度が急激に変わることで配管内の水柱が断続的に分離し、気泡が生じることで発生するものです。

水柱分離は、主にポンプなどで水が引き上げられる際に、ポンプが急停止することで発生します。

水道管内で分離した水が、再度ぶつかる際に音がなることで、ウォーターハンマー現象が発生します。

ウォーターハンマー現象のリスク

次に、ウォーターハンマー現象のリスクについて、以下の3つをご紹介します。

ウォーターハンマー現象に伴うリスク

1, 近隣住民とのトラブル
2, 水道管の損傷
3, センサーの故障

ウォーターハンマー現象を放置しておくと、これらのリスクが発生する可能性があるため、異音などが聞こえた際には早めに対処する必要があります。

① 近隣住民とのトラブル

ウォーターハンマー現象のリスクの1つ目は「近隣住民とのトラブル」です。

集合住宅の場合は、部屋が隣り合わせとなっているため、ウォーターハンマー現象による大きな音が原因で迷惑がかかる可能性が高いと言えます。

とは言え、ウォーターハンマー現象は壁の内部から聞こえることが多いため、必ずしも自分が対処する必要があるとは感じにくい場合もあります。

しかし、ウォーターハンマー現象は放置しておくと音のトラブル以外のリスクが発生する可能性があるため、異音が聞こえた際には積極的に対処することをオススメします。

② 水道管の損傷

2つ目は「水道管の損傷」です。

圧力変動や水柱分離などのウォーターハンマー現象は、水道管内部に強い圧力が発生するため、配管自体に大きな負担をかけることとなります。

単に数回のウォーターハンマー現象であれば問題はありませんが、これが何度も続くと水道管が徐々に傷付き、最悪の場合損傷を起こしてしまいます。

水道管が損傷した場合は、壁の内部で水漏れが発生する可能性があり、建物の劣化や使用できる水の量が減ってしまうことに繋がります。

③ センサーの故障

3つ目は「センサーの故障」です。

水道管には、水道メーターや給湯器などのセンサーが取り付けられており、これらは水道管内の一定の圧力を想定して作られています。

しかし、ウォーターハンマー現象によって予期せぬような高い圧力がかかってしまうと、これらのセンサーが不具合を起こし、故障してしまう場合があります。

これらのセンサーが故障してしまうと、適切な水量を計測することができない、あるいはメーターや給湯器自体が壊れてしまうなどの事態に繋がってしまいます。

ウォーターハンマー現象への対策

最後に、ウォーターハンマー現象への対策方法について、以下の3つをご紹介します。

ウォーターハンマー現象への対処法

1, 急な水圧の変化を防ぐ
2, 元栓を強めに閉める
3, 水激防止器などの機器を取り付ける

① 急な水圧の変化を防ぐ

ウォーターハンマー現象への対策方法の1つ目は「急な水圧の変化を防ぐこと」です。

前述したように、ウォーターハンマー現象は水道管内の急な圧力の変化によって発生します。

つまり、蛇口のレバーをゆっくりと閉めるなどの工夫をすることで、水の流れの変化を緩やかにし、ウォーターハンマー現象を防ぐことができます。

② 元栓を強めに閉める

2つ目は「元栓を強めに閉めること」です。

元栓とは、家庭に供給される水の量を調整するものであり、各家庭に取り付けられています。

元栓を強めに閉めることで、供給される水の量を制限することができるため、急な圧力変動に伴う水の動きをある程度抑えることができます。

しかし、元栓をあまりにも強く閉め過ぎてしまうと、供給される水の量が少なくなってしまうため、その点には注意が必要です。

③ 水激防止器などの機器を取り付ける

3つ目は「水激防止器などの機器を取り付けること」です。

ウォーターハンマー現象は、水激防止器や圧力リリーフバルブ、空気弁などを取り付けることで緩和させることも可能です。

これらの機器を取り付ける際には、水道業者による作業が必要であるため、実際に取り付ける際には水道局指定業者である水道業者に問い合わせる必要があります。

( ※ 水道局指定業者とは、各地域の水道局によって認められた、会社として一定の作業実績やスキルを持つ水道業者のことを指し、各業者のホームページに記載されています。)

ウォーターハンマー現象の対処は水道業者へ

いかがでしたでしょうか。

今回は、水道管内で発生するウォーターハンマー現象について、その具体的な原因や種類、対処法などをご紹介しました。

既に本記事でもご紹介した通り、ウォーターハンマー現象は水道管が設置されている家庭であればどこでも発生する可能性があり、実際に異音などが聞こえた際には可能な限り早い段階で対処する必要があります。

とはいえ、ウォーターハンマー現象は直接目で確認することができないため、原因の特定や実際の対処が難しいケースもあります。

そのような場合には、水道業者に連絡し、対処や修理を依頼することが重要です。

また、宮崎水道サービスも、水道局指定業者として、ウォーターハンマー現象へのサポートを行っています。

家庭内でウォーターハンマー現象が発生している可能性がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください!