
「キッチンシンク下から嫌な臭いがするけど、原因は何?」
「キッチンシンク下の悪臭の対処法が知りたい」
などと困っている方は多いのではないでしょうか。
毎日扉を開けるキッチンシンクから臭いがすると、不快な気持ちになることでしょう。
本記事では、キッチンシンク下が臭い原因と原因別の対処法を徹底的に解説します。
本記事のポイント
・キッチンシンクの下の臭いの原因や対処法が分かる
嫌な臭いを予防する方法や、臭いが消えない場合の対処方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンシンク下が臭い原因
本項目では、キッチンシンク下が臭い原因について、以下の4つをご紹介します。
キッチンシンク下が臭い原因
1, カビや雑菌が繁殖している
2, 排水管の中が汚れている・詰まっている
3, 配管にスキマができている
4, 収納物の臭いが混ざっている
① カビや雑菌が繁殖している
1つ目は「カビや雑菌が繁殖していること」です。
キッチンシンク下は水気が多く、湿気がこもりやすい箇所です。
乾燥していない調理器具や食器を収納したり、結露した排水管を配置していたりすると、特に湿気がこもりやすく、カビが発生しやすくなります。
また、こぼした調味料や食材をこぼしたまま放置していることも、カビや雑菌の繁殖につながります。
② 排水管の中が汚れている・詰まっている
2つ目は「排水管の中が汚れている・詰まっていること」です。
調理器具や食器を洗って落ちた油や食べカスなどの汚れは排水口に流れて排水管の内側にこびりつき、悪臭を発生させます。
特に排水管の中で油が冷えて固まると、食べカスが絡みやすく、より強い臭いになることがあります。
また、固まった油や溜まった汚れが原因で排水管が詰まることも、より強い臭いになる原因のひとつです。
③ 配管にスキマができている
3つ目は「配管にスキマができていること」です。
通常、排水管と床の間には、臭いの発生や害虫の侵入を防ぐ「防臭キャップ」が取り付けられていますが、取り付けられていない場合や劣化している場合があります。
その結果、配管と床の間にスキマができ、下水の臭いが発生します。
④ 収納物の臭いが混ざっている
4つ目は「収納物の臭いが混ざっていること」です。
キッチンシンク下に調味料や食材、洗剤、掃除用具などを一緒に収納していると、それぞれから発生する微量の臭いが混ざって、悪臭になってしまいます。
キッチンシンク下の臭いの原因別対処法
本項目では、キッチンシンク下の臭いの原因別対処法について、以下の4つをご紹介します。
キッチンシンク下の臭いの原因別対処法
1, カビ・雑菌の臭いの対処法
2, 排水管の汚れによる臭いの対処法
3, 配管のスキマによる臭いの対処法
4, 収納物による臭いの対処法
① カビ・雑菌の臭いの対処法
カビ・雑菌の臭いの対処法は「キッチンシンク下を掃除すること」です。
必要な道具と手順は以下の通りです。
【必要な道具】
・ゴム手袋
・アルコールスプレー(70%~80%程度のアルコール度数)または塩素系漂白剤
・雑巾(3枚)
【手順】
1, 窓を開けて換気する
2, キッチンシンク下に入っているものを取り出す
3, ゴム手袋をつけ、アルコールスプレーまたは塩素漂白剤を1枚目の雑巾につける
4, キッチンシンク下を2枚目の雑巾で全体的に水拭きする
5, 3枚目の雑巾で全体的に乾拭きする
6, 扉を開けたまま1時間程度換気し、乾燥させる
カビ・雑菌の臭いの対処法のポイントは、しっかりと乾燥させることです。
水分が残った状態はカビを発生しやすくするため、注意が必要です。
② 排水管の汚れによる臭いの対処法
排水管の汚れによる臭いの対処法は「排水管の内側を洗うこと」です。
必要な道具と手順は以下の通りです。
【必要な道具】
・ゴム手袋
・パイプクリーナー
【手順】
1, 窓を開けて換気する
2, 排水口の蓋を外す
3, ゴム手袋をつけ、排水管に決まった量・方法でパイプクリーナーを注ぐ
4, 決められた時間が経つまで放置する
5, 十分な水で排水管の内側のパイプクリーナーを洗い流す
パイプクリーナーを使うときは、パッケージや説明書に記載された内容に従いましょう。
正しく使用しないと、汚れの詰まりが起きる場合があります。
③ 配管のスキマによる臭いの対処法
配管のスキマによる臭いの対処法は「スキマを埋めること」です。
配管のスキマは、防臭キャップやパテ、補修テープなどで埋められます。
パッケージや説明書に従って、正しく使用することが大切です。
本項目では、防臭キャップの取り付け方法をご紹介します。
必要な道具と手順は以下の通りです。
【必要な道具】
・ゴム手袋
・防臭キャップ
・雑巾
【手順】
1, キッチンシンク下に入っているものを取り出す
2, 水漏れの恐れがあるため、配管の周りに雑巾を敷き詰める
3, プラスチック製の蓋を取り、排水管からホースを引き抜く
4, 防臭キャップをホースに取り付ける
5, ホースとプラスチック製の蓋を元に戻す
正しく防臭キャップを取り付けられなかったり、ホースとプラスチック製の蓋を元通りにできないと、水漏れが起きる場合があるため注意が必要です。
④ 収納物による臭いの対処法
収納物による臭いの対処法は「消臭すること」です。
必要な道具と手順は以下の通りです。
【必要な道具】
・消臭剤
【手順】
1, 窓を開けて換気する
2, キッチンシンク下に入っているものを取り出す
3, キッチンシンクの扉を開けてしばらく換気する
4, キッチンシンク下の隅に消臭剤を置く
5, 開封した食材などは密閉容器に保存する
6, 取り出したものを元に戻す
消臭剤以外に、重曹で消臭することも可能です。
スプレーボトルに水100mlと重曹小さじ1杯を混ぜ、キッチンシンク下の全体に吹きかけることで消臭できます。
キッチンシンク下の臭いの予防・再発を防ぐ方法
本項目では、キッチンシンク下の臭いの予防・再発を防ぐ方法について、以下の4つをご紹介します。
キッチンシンク下の臭いの予防・再発を防ぐ方法
1, 排水管に食べ物・油などを流さない
2, こまめに換気する
3, 収納物を整理する
4, 臭いを防ぐアイテムを使う
① 排水管に食べ物・油などを流さない
1つ目は「排水管に食べ物・油などを流さないこと」です。
食べ物・油を流すと排水管にこびりつき、悪臭の原因になります。
そのため、以下の方法で食べ物・油などをできる限り流さないことが重要です。
食べ物や油を流さない方法
・食べカスは水切りネットで回収する
・調理器具や食器についた油はキッチンペーパーで拭き取ってから洗う
・油は凝固剤で固めたり、牛乳パックなどを使って可燃物として処分したりする
水切りネットで回収した食べカスはこまめに捨て、悪臭を防ぎましょう。
② こまめに換気する
2つ目は「こまめに換気すること」です。
特に晴れた日に換気をすると、キッチンシンク下の湿気を取り除きやすいです。
また、扇風機やサーキュレーターで風を送り込むことも、湿気を除く方法のひとつです。
こまめな換気が難しい場合は、除湿剤を入れるなどの工夫をしましょう。
③ 収納物を整理する
3つ目は「収納物を整理すること」です。
キッチンシンク下に調理器具や食材などを詰め込んでいる場合は、本当にキッチンシンク下に収納すべきもののみを収納して、別の保管場所をつくることを検討しましょう。
また、調理器具同士のスキマを作って風通しをよくするため、ラックを活用することもひとつの方法です。
④ 臭いを防ぐアイテムを使う
4つ目は「臭いを防ぐアイテムを使うこと」です。
臭いを防ぐアイテムとして、脱臭剤や消臭剤、重曹があげられます。
また、小皿や瓶に水100mlと重曹小さじ1杯を混ぜてスプレーで吹きかけることも、臭いを防ぐ方法のひとつです。
臭いが消えないときは管理会社や業者への相談を検討しよう
本項目では、臭いが消えないときの対処法をご紹介します。
前項目で紹介した対処法を実践しても悪臭がする場合は、以下のような原因がある可能性があります。
臭いが消えない時の原因
・自分で取れない部分に汚れがある
・配管にトラブルが起きている
このような場合は、無理せず業者に依頼することがおすすめです。
賃貸物件の場合は、自分で業者に連絡するのではなく、対応義務のある大家さんや管理会社に相談するようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、キッチンシンク下の臭いの原因や原因別の対処法、臭いを予防する方法を解説しました。
キッチンシンク下の臭いはあらゆる原因があるため、自宅のキッチンシンク下の臭いの原因は何かを特定して対処することが大切です。
本記事を参考に、キッチンシンク下の嫌な臭いを除去してみてください。